ステージ0 乳がんの記録やその後

40代で乳がん、非浸潤と診断されました。

ベルトコンベアにのったかのような治療

乳がんになって思うのは、本当に乳がん罹患者が多いということ。
そのこともあり、乳腺外科医は本当に忙しそうです。
温存か全摘かも、明日の昼はA定食にするかB定食にするか決めておいてくらいの言われ方をされるため、ガラスのハートの持ち主はかなりへこむことでしょう。

患者側も一連の治療を経験すると、なるほどね、と思うことも多く、経験したか否かの差は大きいと思います。

医者側からみると一人の患者は年間100人とか?手術している中の一人で基準値から大幅に違わなければ、ベルトコンベアで流れてくる患者を指定通りにさばいているという感じなのかもしれません。
よくも悪くもルーティンなのだと。

もちろん医者なりに、患者に寄り添おうとか疑問を解消してあげたいという思いは伝わりますが、一方で時間のなさや毎日同じことからくる、さばいている感覚が患者にとっての不安や不満につながるのかもしれません。

一歩下がってみると、このベルトコンベアはよいことなのだとも思えます。
蓄積された経験により、こうすればいい、ああすればベストみたいなデータベースが既にできあがっているから治療においてはミスがないということなのです。

たいして何も言ってくれないのは、そのデータベース内の経過をたどっていて、特に問題がないからという風にも考えられます。

発見が遅かった人はいてもその後の手術が失敗とか、診断がついたあとの失敗は少ないのです。データベースどおりの確率の経過をたどっていくだけはのです。

それにしても、結局、データベース通りで医者側は最初の方は同じ説明を患者100人いれば100人に説明しているのかと思うといたたまれません。
そのために時間をとられ休日出勤もしているのかもしれません。

乳がんと診断されたら、ある部屋で乳がんとはなにかや、その後の治療の進め方のオンライン動画を待ち時間に患者にみせるのはいかがでしょうか。
AIを使って質問したら回答されるのもよいかもしれません。

それを踏まえて患者に説明するとか、工夫の余地もありそうです。

また私の病院の場合ですが基本的には毎回同じ主治医にみてもらうのですが、基準値から外れていないのであれば、電子カルテがみられるので、他の医師にみてもらってもいいかもとも思うのです。

放射線治療 18回目

淡々と進む放射線治療ですが、ここにきて
すっごく、眠い!だるい

朝は元気ですが、放射線治療を終えたほぼ直後から眠い、だるい。

帰りの電車で居眠りをして、そして帰宅後は三時間の昼寝。

寝れば復活するのですが、仕事をしていたらどうなっていたんだろうか。

気合いを猛烈にいれて、エナジードリンク飲めば起きていられる気もします、が。

今までは会社を休んでいるのが、サボりか?と思うような元気な日もあったのですが、ここにきて、休んでおいてよかったわと実感。

放射線治療 15回目

残り9回となりました。

予定どおり赤くなってぶつぶつした感じになってきました。

微妙なかゆみ。

診察日でしたが、ステロイドまでは不要かなということで会話だけの診察でした。

昼からは別の用事もあって、夕方には一万歩達成。

夕方にはうとうととほぼマジ寝をしてしまいました。

来週は放射線治療以外の予定はほぼなしなので、散歩に精をだすかな。

放射線治療 12回目

折り返し地点直前といった感じ。

放射線25回と聞いたときは気が遠くなったけれど、きちんとこなしていっているわ。

線もテープのお陰で残っていて妙にさくさくと順調に照射が終わったわ。

9時からの予約で9時12分には病院の玄関の外に出ていたよ。

帰りにカヌレを買ってみた。

一個300円。リピはないかな。
単に、カヌレ好きではなかったということを気づいただけだけど。

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病院近くのつばめは巣立ってしまい少しさみしい気がしましたが、うちの近所のお店にはまだつばめの兄弟が四羽大きな口を開けて、親鳥を待っていてかわいい!

順調に育ってほしいです。

ラッキーだったと思えてきた

がん告知から3ヶ月たって今、思うのは、私はラッキーだったのではないかということだ。

がん告知から数週間はこんなに不幸なことはあるのか?と思ったのですが、いろんな話を総合するのラッキーだったのかもと思います。

まず、非浸潤だったこと。
石灰化のみが非浸潤の典型的な症例ですが、多くは胸全体に石灰化がみつかることによりがんが疑われます。全摘しか選べないパターンね。

非浸潤でもしこりのような固さがあり、受診する方や分泌物で気づく方もいるのですが、私の場合は部分的な石灰化のみでした。

人間ドックでひっかけてくれたこと。

良性と言われて放置数年したケースをちょいちょい聞きますが、私の場合は前年に良性石灰化、翌年に悪性の可能性もある石灰化と人間ドックの結果は変化しました。

今思うと、二年前の良性判断のマンモは悪性だったのかもとも思いましたが、しっかりと所見?が変化したことで悪性なのかもと思えたことです。

色んな偶然が重なり今ある命があるのだと、改めて感じるのです。

放射線治療 11回目

放射線は25回もあるので、始まる前は途方にくれていたけれど来週の火曜日で折り返し地点だ。

治療が始まってから二回目の診察もありました。

会話するだけですが、保湿剤を二本処していただきました。

当面、保湿剤には困らなさそうです。

放射線治療が終わればほぼ一生、保湿剤を塗らなくてはいけないらしいのですが、色んな良いといわれる保湿剤も世の中には売っているようなので、治療が終わったら塗ってみようと思います。

薬の処方もあり、本日は病院の滞在時間は一時間10分。

一週間分の支払いは3万円超でした。

放射線治療 10回目

治療のあと、
大学時代の友人宅へ。

お昼とか作ってくれて至れり尽くせり。

うちからも結構近かったから、また遊びにいくわー。

と思っていると数年経つのよね。

行きも胸が痛み、帰りもなんだかだるくなって帰宅後は昼寝をがっつりしてしまった。

胸に少しずつ水泡らしきものもでてきたし、いよいよ?目にみえる、副作用がでてきなぁと。

人と会ったりするのは週に二回ぐらいが限界か。

休みをとったおかげで、色々と考える時間はできてよかったな。